活動の様子 あしたの夢をともに実現
AshitaTomorrow

Ashitaの活動

Ashitaでは被災地の高校生とアメリカの大学生や高校生とのスカイプ(インターネットを使ったビデオ電話)を通じた国際交流をサポートしています。


2019年夏期 東北訪問プログラム

2018年10月より翌年5月までスカイプ・セッションに参加したボランティア学生2名が2019年6月10日に来日し、6月11日から14日まで東北地方の3校を訪問しました。

米国Yale大学1年生のTony WangとYale大学で社会学専攻博士課程1年生のDorothy Wuです。2人は、Yale大学の奨学金で夏休みにホームステイをしながら日本語学校に2か月間通学しています。毎週1回スカイプで話し合ったパートナーの日本人学生に会いたいという思いと、日本の高校生に、自分達の経験から、もっと海外で学び、異なる考え方の人達と多く出会い、話し合い、世界を広げてもらいたいとの思いから、日本語学校が始まる前の週に、この訪問が実現しました。2人は、高校まで中国本土の学校に在籍し、大学から米国で学んでいます。

スケジュール
6月11日(火) 上野発8:02東北新幹線で気仙沼へ。気仙沼高校訪問。スカイプ・セッション参加者と交流。13:00より2クラスの英語の授業で、プレゼンテーション及び意見交換。防災訓練に参加。
6月12日(水) 午前中、気仙沼市東日本大震災遺構 伝承館を訪問後、仙台へ。 仙台育英学園高校宮城野・多賀城キャンパスを訪問。IB(International Baccalaureate)コース対象者へDr. David Satterwhiteと共にプレゼンテーション、意見交換。書道部、和太鼓観賞。ホームステイ
6月13日(木) いわき市磐城高校を訪問。スカイプ・セッション参加者へプレゼンテーション、磐城高校2年生から日本の伝統である、華道と和太鼓のプレゼンテーション、歓談。ホームステイ
6月14日(金) 日本原子力研究開発機構の楢葉遠隔技術開発センター(福島第一原発の廃炉推進のためのロボット等の開発実証施設)を見学。東京へ。

■日本の高校生とさらなる友好を深める
2018年10月から2019年5月まで、Dorothyは仙台育英学園高校で、Tonyは磐城高校で毎週1回始業前にスカイプで話し合う仲間と実際に会って友情の絆を強めました。 2人は7月31日にも磐城高校3年生と東京での再会を約束しています。又、仙台およびいわき市では、ホームステイを体験し、地元の家庭での素晴らしい経験ができました。

■自分達の体験、夢を語る
2人がなぜ中国からアメリカの大学をめざしたか、多くの人たちの好意、そこで得られたもの、得られなかったもの、そして試練に向かいながら、夢に向かって挑戦する。又、社会での自分の今後の役割を語る。

■日本の高校生との意見交換
海外で勉強することで、多くの異なる人達と出会い、グローバルな経験を積むだけではなく、英語を自由に使って自分の未来へのビジョンを思い描く事ができるのではないかという提言がありました。

又、日本の10代、20代の若者は32.3%しか海外留学(短期を含む)を希望せず、1年以上の海外生活の希望者は20%以下という最近の統計結果について話し合いました。授業料が高い事も1つの大きな原因ですが、イエール、ハーバード、プリンストンといった名門大学でも、まずは入学を許可されたら、学費免除や奨学金支給のような支援を大学が考えてくれるので、もっと前向きに考えてもらい、日本人学生が増える事を期待しているとの事でした。
*河北新報 2019年6月14日記事

Dorothy Wu イエール大学博士課程1年生
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今回のNPO法人Ashitaによる非常に有意義な東北への旅行、スカイプ・セッションのプログラム、そして植田さんに感謝致します。東北地方は2011年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受けました。東北地方を訪問して、自然災害が地元のコミュニティに与える影響はもとより、日本の人達がこの災害に対していかに懸命に立ち向かってきたかを理解しました。防ぐ事ができた原発の過ちを認める勇気や、日本人のアイデンティティの一部としてこの災害を記憶に残そうと努力する姿には、強い敬意の念を覚えます。

気仙沼、仙台、そしていわきの高校でスピーチをした事で、日本の高校生と親しく交流でき、日本の教育システムをより良く理解でき、そして観光客では見る事のできない日本文化のさまざまな側面を経験できました。植田さんが適切に案内、そして配慮をしてくれたお蔭で、色々な場所に行け、多くの有意義な話し合いができました。Ashitaのスカイプ・セッションは日本の若者を啓蒙するプログラムであり、かつ、私の大切な人々やコミュニティ、あるいは母国、中国で自然災害の被害を受けた人々のために、自分は何かできるかを考えさせられるものだと思いました。東北旅行は私が日本でできた最も有意義な取り組みです。このプログラムと植田さん、非常に貴重な機会を頂き、ありがとうございました。

Tony Wang イエール大学1年生
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2019年6月10日から6月14日まで、NPO法人Ashitaのボランティアとして、植田さん、Dorothy、私の3名が東北地方へでかけ、毎週スカイプ・セッションを行っている気仙沼、仙台、いわきの高校を訪問しました。植田さん、米国在住の北川さんの非常に素晴らしい企画とコーディネートの旅行でした。前回は10年前、2011年の東日本大震災前に来日したのすが、今回は、まさに目を見張らせるものがありました。そして復興への道筋への変遷、取り組みを目の当たりにしました。

最初の訪問地は最大級の津波が襲った気仙沼市です。壊滅的な被害を受け、住民は他の高台地域に避難しました。8年が経過し、街の復興で、津波の痕跡はほとんど消されています。それでも、街をドライブすると、地元の人達が住んでいた広大な土地が今は新しい建物がほんの少しあるだけで、人影のない更地のままでした。

それが、気仙沼高校を訪問したら、学校中が部活動の学生たちで活気に満ちていました。ほとんどの生徒が震災後に別の場所に移ったと聞きましたが、生徒は困難を克服しても今までの学校へ通学していました。それは気仙沼高校の教育が素晴らしいという事に他なりません。

そして、その後仙台育英学園高校を訪問しました。仙台育英は2か所のキャンパスがあり、驚くばかりの美しさでした。高校日本一になった書道部を訪問し、太鼓の演奏を鑑賞しました。施設の素晴らしさ、教師の方々の多様性はもとより、最も重要な点は生徒の持っている資質が素晴らしいという事に感銘を受けました。

4日目は磐城高校を訪問して、スカイプで話していた2人の生徒と初めて会う事になりました。日本の仲間、耕太と風太と一緒にいつもの通学路を歩いたり、良く通っている文房具店やカフェに行った事も、素晴らしい経験だったと思います。風太と耕太は、高校3年生で大学受験のための勉強で大変です。カフェでの会話は、スカイプでのオンラインでのセッションとは全く違い、もっともっと親密になれ、頑張っている若者として2人の事ももっと良く理解できました。

そして、自分の高校時代や当時の地に足のつかない夢を思い出さざるをえませんでした。耕太と風太が同期の生徒と話し合って、リーダーシップを発揮しているのを見て非常に誇りに思いました。2人には明るい未来がある事が分かりました。1人は近い将来海外で勉強したい、もう1人は日本で自分の目標に向かって行く。それは、まるで3.11の大震災がなかったかの如く、日本の多くの若者の内の2人の若者が、壮大な夢を描いて、一生懸命勉強して、頑張って自分達の目標を達成して、次世代のリーダーとなるさまを見るようでした。
NPO法人Ashitaのスカイプ・セッションや今回の訪問は、被災地の学生に国際的な視点を持ってもらうためのものです。私は、ボランティアとして、年齢の違いや文化の違いの架け橋として1年間常に努力してきましたが、近年、日本の高校生の多くが、海外で勉強する事にかなり消極的な事には驚きはありませんでした。間違いなく、日本固有の社会システムと学校での英語教育のスタートが遅いことが、多くの日本の学生が海外旅行や海外留学を通して他の国の人達と実質話し合うことに、かなりの妨げとなっています。

日本の学生は海外留学に関して、自分の意志で判断できるように関連する団体や組織を知る事が必要です。Ashitaに感謝することは、日本の高校生を異なる文化、バックグラウンドの多くの外国の大学生と結び付けるプログラムが、日本の学生に新たな世界への入口となり、架け橋となる英語を使って自由にコミュニケーションを取る能力や日本以外の国のリソースにアクセスできるといった梯子を提供している事です。Ashitaは日本の学生たちに、重要な情報や適切なツールを知らせて、自分達の将来の目標を決めるのに役立っています。同様に米国でスカイプ・セッションに参加する学生にとっては、間違いなく、若者世代の目を通した日本を学ぶ素晴らしいチャンスとなります。参加者はこのセッションを通して、さらに生涯にわたる素晴らしい友情を得る事ができます。

スカイプによる国際交流


2018年は10月29日よりスカイプによる国際交流を始めました。

2011年10月から宮城県気仙沼高校の生徒と米国イエール大学在学中だったアリサ・ズポンとの間で始まったスカイプによる国際交流は、その他に福島県立磐城高校、国立福島工業高等専門学校および私立仙台育英学園高校が参加しています。又、昨年に引き続きAshita同窓会の学生も参加しています。

米国内のボランティア組織も同様に、イエール大学、デューク大学、コロンビア大学、コーネル大学、又、ニューヨーク市の私立高校ホーレスマンスクールやニュージャージー州の私立高校ピングリースクールとこの輪が広がってきました。なお、ホーレスマンスクールはスカイプ・セッションの他にもAshitaの「春休み米国訪問プログラム」ワークショップExpress Yourself!」を全面的に支援して頂きました。

スカイプ・セッションは今まで学習した英語を実際に使い、情報や意見の交換、質疑応答を通して、文化や考え方の違いを理解する機会になっています。また、スカイプ・セッションのために色々な語彙を学び、日本の社会制度や学校生活の紹介方法を考えるなど英語力およびコミュニケーション力の向上をめざします。

2018年10月からのスカイプ・セッションは下記メンバーで再開しました。週1回、始業時間前に交流を楽しんでいます。現在の参加校および米国ボランティア学生の詳細は下記の通りです。

■ 参加者数
   宮城県気仙沼高等学校   12名
   福島県立磐城高等学校   12名
   国立福島工業高等専門学校   9名
   私立仙台育英学園高等学校    27名
   Ashita同窓会    4名

■ ボランティア数
   イエール大学   13名
   デューク大学   5名
   コロンビア大学   4名
   コーネル大学   1名
   ホーレスマンスクール   8名
   ピングリースクール    1名

なお、AshitaではPCやタブレット、通信費用などスカイプに必要な費用を負担しています。
前Ashita 北米ボランティア代表 アリサ・ズポン Alyssa Zupon
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2011年7月に宮城県気仙沼高校を初めて訪問し、3月11日東日本大震災の地震・津波の甚大な被害に茫然としました。既に4カ月を経過していたのに、津波がつい最近襲ったばかりのように、あたり一帯は瓦礫と半壊した家ばかりでした。その光景を見て圧倒され、被災地の方々のために「何かしなくては」という気持で一杯でした。Ashita代表理事の植田雅子さんがアレンジした気仙沼高校の校長先生、教頭先生とのミーティングで、スカイプ(インターネット・ビデオ通話)を使って、気仙沼高校の生徒と話すことを提案しました。すぐに被災した生徒と直接話をして、海を越えたアメリカにも彼らのことを考えている人達がいることを伝えたかったからです。彼らは一人ではないと知ってほしかったからです。また、日本では英会話は大切な科目であることを知っていたので、勉強の上でも、英語で話すことは役に立つと思い、スカイプによる英語の個別セッションを2011年10月から開始しました。以来30名ほどのアメリカのボランティア学生(イエール大学、デューク大学、ホーレスマンスクール、ピングリースクール)と60名ほどの日本の学生との交流に発展しています。

毎週彼らと話しをすることは私にとっても大変やりがいのある経験となりました。また、スカイプをしている生徒達の中から選考後数名がアメリカに来るプログラムで、彼らと会えたことは特別な経験となりました。この経験を通して、どんなに小さなアイディアでも、また、一人の小さな力で始めたことでも、多くの人達が助け合うと、信じられないほどの素晴らしい結果になっていくことを体験しました。そして、当初は被災地の生徒たちを助けたいという気持で始めたことですが、逆に彼らの勇気、我慢強さ、何にでも感謝する態度を見て、人生で何が大切であるかを再認識させられた思いです。

NPO Ashitaの下で、スカイプ・セッションやアメリカにおけるホームステイ・プログラムに関わっていくことを楽しみにしています。これらのプログラムはAshitaの目的となるもので、考えや文化を分かち合い、周りの人達から力や、ひらめきや刺激をもらうことだと思っています。その中から、将来、また新しい方向性も出てくるという大きな可能性を感じます。Ashitaは、創造性、積極的な姿勢そしてダイナミックな思考を重んじる組織なので、今後、その対象も広がり、将来の日本、そして世界のリーダーを育成していくような組織になっていく事を期待しています。

2018年5月イエール医学大学院卒業。マサチューセッツ・ジェネラル・ホスピタル/ハーバード・メディカル・スクールにて、研修医として従事。イエール大学卒業後日本で当法人の教育支援に従事した。

国立高等専門学校機構 福島工業高等専門学校一般教科准教授 加藤明子先生からのメッセージ
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2014年2月からSkypeセッションに参加しております。本校でも、希望者が多く、現在は英語サークルメンバーがセッションに参加しています。震災後、本校の留学生の数が減り、学生たちの英語を使う機会が制限されておりました。参加している学生が、朝早くから「今日は何を話そうか」考えながら生き生きした表情で、コンピュータの前に座っている姿を見ると、英語教員として非常にうれしく思います。Skypeを通して、同年代の学生達と英語でのコミュニケ−ションを体験する機会をいただき大変感謝しております。学生達の英語学習への意欲、また異文化に対する興味が深まったと実感しています。

前宮城県気仙沼高等学校英語科教諭 小松英夫先生からのメッセージ
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2011年の震災以降、NPO法人Aashita様のご支援とご協力により、気仙沼高校ではインターネット回線を利用したスカイプ・セッションをアメリカの学生達と行っております。

2011年の初年度は学校の設備も不十分なこともあり、参加する生徒も5名程度でしたが、その後常時20名程度の生徒がスカイプ・セッションに参加し、活動教室が不足するくらい盛況に行われました。

生徒達は、同年代のアメリカの学生とプチ国際交流を毎週楽しみにしており、英語学習の動機付けのみならず、国際的な感覚を養うことにも一役担っております。

私立仙台育英学園高等学校特別進学コース教務部長 石山かおり先生からのメッセージ
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夏のExpress Yourself2018に続き、このSkype Sessionにも27名もの生徒が参加させていただいています。ボランティアの高校生、大学生の皆さんと日々の生活のことから、アメリカの文化や、教育制度について話したり、大学留学についてアドバイスを頂くなど、 生徒たちは拙いながら英語でのコミュニケーションを本当にエンジョイしています!

本当に素晴らしい経験だと思います。このような活動をされているAshita-Tomorrowの皆様には本当に感謝申し上げます。



参加者の声

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